なんの意味もない

もどかしい


ここのところずっと感じていたことを言葉にするとそういうことらしい。


最初は向こうから好きだ好きだといっていたくせに


最近じゃこっちが気になってきていて
恐ろしいやつだなと今ごろ気づく


中毒性のあるものにハマる人を他人事みたいに思ってたけど
怖いものだなと感じるのは、決してハマろうとしてなった訳じゃないと言うこと


実際こんな風になってみて気づく


あいつが来たらずっと気配を探してしまうし、声がしたら話が気になる
誰かと笑いあっていれば、羨ましいのか悔しいのか自分が随分ちっぽけだと感じる


こんなの嫌だ
そう思い出すと駄目で逆恨みみたいな感情も芽生えて
女々しいなとへこたれる。


どうして、もっとシンプルに友達、職場の仲間として割りきれさせてもらえないのか


お前が最初に罠を仕掛けてたのに
ターゲットは俺じゃなかったみたいに放っておかれる


「好きだって言ったくせに。」


打ち上げで酔ったふりして詰めよったら


皆が見ていない一瞬の隙を狙ったみたいに唇が触れた


「好きだよ。」


と、聞こえたのも嘘みたいに身を翻して席を立って行ってしまった


もうやめたいのに、やめられないのはきっと自分のせいだってわかってる


だけど、もう手遅れだったんだ


もどかしい


のは好きだから


悔しい


のも好きだから


ばかやろう。