さいごにみた

別段、気にしていたわけではないと

言い聞かせるように繰り返し繰り返し

思い込ませている時点で気にしているのだとわかってる


もしかして、死んでしまったのかもしれないと

錯覚するほどに存在が薄くなっていて

思い返して記憶を探るとやはり生きていた

当たり前なのだけど。


自分の薄情さに驚いてしまう。

あんなに好きだ好きだと騒いで泣いていたのに

ねぇこころってどこにあるのですか


君は、生きていて、周りには知人や友人なんてものもいて。

知っていた頃とは随分変わったのだと思う

それを悪だと思うのは自由だけど

君に思い知らせてやりたいというのは間違い


そんな、幸せそうに笑って

僕がいなくても笑ってる

ぼくは君がいなくても昔から同じだ

悲しかったら泣くし、笑いたければ笑う

ただ、それだけだ。


あんなに好きだと言ってくれたのに

君の後ろ姿は随分つめたく見えるんだよ

ねぇ何故なんだろう

どうしてこんなことになった?